Lync 2010(クライアント)のインストールエラー

検証の間、一時アンインストールしていたのですが、Lync 2010クライアントをOffice365ポータルの「ダウンロード」ページから再度インストールする機会がありました。

すると、インストーラーが動いているはずなのにうんともすんとも言いません。タスクマネージャーを見ると、インストーラーは起動しているものの、1コアをほぼ占有した状態でハングアップしているようです。

以前インストールしたときはこんなことは無かったのですが…。

コミュニティで確認したところ、昨年から出ているインストーラーのバグのようで、インストールする環境(インストールされたプログラムの履歴のレジストリのゴミで起こることも有るらしい)に依存して発生するとのこと。

暫定的な解決策としては古いバージョンのインストーラーをインストールすればインストールして利用が可能とのことで、早速コミュニティの回答に指示された以下のurlからインストールを実施します。

32bit版 http://c2r.microsoft.com/oconline/en-us/7577.280/x86/ja-JP/LyncSetup.exe
64bit版 http://c2r.microsoft.com/oconline/en-us/7577.280/x64/ja-JP/LyncSetup.exe

すると、無事に何ともなくインストール完了しました。

少しバージョンが古い(7577.280)とのことですが、Windows Updateをかけて出てくるKB(Lyncの累積アップデート)は当てることができます。

これで無事最新化(7577.4061)できました。

(4/1追記)
3月末に「ダウンロード」のリンクからダウンロード出来るパッケージが更新されて、4.0.7577.4087になりました。一部の環境では上記エラーが解消されたという話も受けておりますが、私の環境では残念ながら同じようにまだインストーラーが起動できない状態です。

(5/15追記)
4月後半に更新されたパッケージで解消されたそうです。良かった良かった。

ディレクトリ同期のセットアップエラー

最近、環境によってディレクトリ同期のセットアップが「Microsoft Online ServicesサインインアシスタントサービスのインストールによりFAILが返されました」というエラーで失敗するようになりました。

1638のエラーコードで調べても詳細が分からなかったので、状況から考えまてみます。

  • 2ヶ月前に同じ手順でインストールした際は出なかった。
  • サインインアシスタントは既にADFSのセットアップ時にインストールしている。

…バージョンがクサいですかね?

他のサーバからディレクトリ同意ツールのセットアップ時に自動インストールあれるバージョンは7250.4285.0ということがわかります。

対して、現在インストールされていたサインインアシスタントのバージョンを確認したところ7250.4287.0と少し新しい状態でした。というわけで、一度Micrsoft Online Services Sign-in Assistantをアンインストールしてから、再度ディレクトリ同期ツールをセットアップしたところ、無事インストール完了できました。

と言うわけで、Windows PowerShell 用 Microsoft Online Services モジュールやADFSなど、先にサインインアシスタントをインストールした場合はご注意頂ければと思います。(ちなみに、4285から4287はWindows Updateで表示されますが、インストール不要と出ます。)