サーバーのアレイコントローラでLSI社のMegaRAIDを採用しているメーカーって多いですよね。
富士通のPrimergyとかは自分でアレイ制御用のユーティリティを被せてますが、それ以外の通常の場合はLSI社標準のMegaRAID Storage Managerとか使ってディレクアレイの状態を取得します。
ただ、GUIだと開くのに時間は掛かりますし、ディスクの玉が多い場合など面倒なので、コマンドラインから一覧で出したい時とか有りますよね。
その場合の為に、コマンドラインツールとしてStorCLIが用意されているのですが、これまた一覧表示するというよりは情報をずらーっと出すだけの感じです。このままだとスクリプトでの条件付き処理をしたい場合などには利用ができない為、PowerShellを使って簡単に整形してみます。
まずは、StorCLIを適当なフォルダ(今回は C:\Program Files\StorCLI)に解凍して、winrm quickconfigでリモートからのコマンド受付を可能にした状態にして、以下のコマンドを実行します。
$status = @()
foreach ($hostname in @("server01","server02","server03")){
$str = ""
$i = 0
$results = Invoke-Command -ComputerName $hostname -ScriptBlock { & "C:\Program Files\StorCLI\storcli64.exe" /c0/eall/sall show all | select-string -Pattern "State :","Media Error Count =","Predictive Failure Count =" }
foreach ($result in $results) {
$str += "${result} "
if($i -gt 1){
$str += "`n" ; $i=-1
}
$i++
}
foreach ($drive in $str -split "`n") {
$data = -split $drive
if($data -ne "") {
$status += New-Object PSObject -Property @{Hostname = $hostname ;Drive = $data[1]; MediaError=$data[8]; PDFailure=$data[13]}
}
}
}
$status | ? {$_.MediaError -gt 0} | select Hostname,Drive,MediaError,PDFailure
すると、メディアエラーがカウントアップしているディスクのみ一覧が表示されます。
この情報を利用して、例えば単発のメディアエラーだったら無視するが、継続的に再発する場合はディスクの予防保全交換の手配をするなどの準備をすることができますね。