現在β版の次世代Office365では、遂にSharePoint OnlineにもPowerShellで接続できるようになりました。
今までは、GUIでの操作とAPIからのみという形でしたので、正直100人を越えるような大規模なユーザーですと権限のグループの管理だけでも大変ということで、個人的にとても待ち望んでいた機能です。
こちらを参考に、β版を使用しているテナントにPowerShellからの接続を試してみました。
SharePoint Online Management Shell 環境をセットアップする
まずは、PowerShellモジュールをインストールします。PowerShell 3.0が要求されますが、手元のWindows8環境に入れてみます。
SharePoint Online Management Shell Preview
インストールが終了した後に、「SharePoint Online Management Shell」を起動します。普通のPowerShellなどから起動する場合は手動でImport-Moduleします。(モジュール名、ちょっと長いですが)
Import-Module Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell -DisableNameChecking
MOPへの接続は、Connect-MsolServiceで-Credetialのみ指定で自動接続されましたが、SharePoint Onlineの場合は更に接続先のURLも必要なようです。
$LiveCred = Get-Credential Connect-SPOService -Credential $LiveCred -Url https://contoso-admin.sharepoint.com
おぉ、接続できました。管理用のコマンドもいくつか用意されているようです。http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/fp161397.aspx
…ふと、ここでそういえば既に現在のOffice365のテナントはバックグラウンドはSharePoint2013ベースの物にアップグレードされていて、見た目だけSharePoint2010ベースになっているという話を思い出しました。
とすると、ひょっとして既存のOffice365のテナントにつながるのか…
つながった!!
やれると便利だなと思っていたサイトのメンバー管理もやってみると、何の問題も無くできる。
Add-SPOUser -LoginName user@contoso.com -Site https://contoso.sharepoint.com/ -Group "チーム サイト のメンバー"
本番環境が出てから検証しなきゃな…と思っておりましたが…既に使えそうな雰囲気がムンムンします。
その前に Office365 MVPの中村さんの書いたSharePoint Onlineの本を読んで勉強しないと!
2012/11/18 追記
接続できないテナントも有るようです。バージョンアップされていない物も有るということですかね?
2012/11/19 追記
プランPのテナントは、接続先の管理センター自体がなくて接続できないということもかもしれません。