Exchange Onlineのブラウザによる設定は、通常Exchange管理センター(略EAC、旧ECP:Exchangeコントロールパネル)から実施します。
ただし、新しいOffice 365のSmall Business(Premium含む)については、Exchange、SharePoint、Lyncの設定をそれぞれの画面から実施するのでは無く、管理ポータル上から一元的に実施できるようにインターフェイスが変更されています。
例えば、サービス設定の画面からは予定表の共有やActiveSyncの設定が行えます。
ユーザーとグループからは、外部連絡先/配布グループ/共有メールボックスの作成などが行えます。
ただし、現在の時点で設定できる項目は少なく、従来行えていたようなよりきめ細やかな設定などは実施することができません。
また、OWAの設定メニューの[オプション]を押せば、Exchange管理センターにつながりますが、個人用の設定の画面のみであり、従来接続できた[組織]の設定の画面に行くことができません。(MidsizeBusiness/Enterpriseであれば、上部の[管理者▼]メニューの[Exchange]から接続できますが)
そこで、Exchange管理センターに接続したい場合は、管理者アカウントから上記画面に接続した後、ブラウザのアドレスバーの/ecp/以降の文字列?rfr=owa…以降を全て削除したURL(https: //pod510xx.outlook.com/ecp/ )に対して接続します。そうすると、管理者アカウントのデフォルト画面である組織の管理画面に接続することができます。
PowerShellからの接続同様、【利用できるけどサポート無し】というポリシーでの利用となるかと思いますのでご使用の際にはご留意頂ければと思います。
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