ディレクトリ同期最大オブジェクト数の増加

Office 365 Directory Sync Quota Automated Increase to 300,000 Users にて、ディレクトリ同期のオブジェクト上限の引き上げについての発表がありましたので紹介します。

この値は、ディレクトリ同期ツールを導入する際に、Office365に同期できるオブジェクトの制限値(※注)になります。

ユーザー・グループ・連絡先の合計の上限が当初2万だった物が、全テナント5万に引き上げられましたが、今回これが【最初は5万オブジェクトだが、初回の独自ドメイン追加時に30万に変更される】という仕様に変更になりました。

注)過去の記事で調べた限りでは、同期するオブジェクトの上限では無くOffice365側で作成したオブジェクトの数も含む値でした

大学などで利用する場合や、中堅~大企業な環境で利用する場合もこれでほとんどの場合問題ないようになりそうですね。なお、既存のテナントの場合は5万オブジェクトのままであり、また、独自ドメインを利用しない場合などは従来通りSRを上げての対応となるようです。

ちなみに、このSRを上げるには結構面倒な申請が必要です。本当にそれだけのオブジェクト数を必要としているのかを書類に記入して、場合によってはADでのコマンドの実行結果などをエビデンスに添付して申請します。

第6回 Office365勉強会に登壇します

8/31に開催されるOffice365勉強会に登壇させて頂く事になりました。

今回話すテーマとしては、ここ半年で出てきたディレクトリ同期によるパスワード同期や、二要素認証、Windows Server 2012 R2での新しいADFSなどの新しい技術要素を踏まえた上で、今、企業でOffice365を利用する際のIDやパスワード管理はどうするのが良いのかについて少し話したいと思います。

名称:第6回 Office365勉強会
日時:2013/8/31 13:00~18:00
場所:品川グランドセントラルタワー 31F セミナールームA
詳細:http://www.office365room.com/o365-meeting/o365meeting-6/

登録は こちら から。

土曜日の午後ですが、お時間の許す方は是非ご参加頂ければと思います。

Office365のADFSでの最近の変更点

Office365のアクセス制御の実装方式としまして、一番一般的なのはADFSを利用したクレームルールによるアクセス制御になります。クレームにはExchangeにアクセスしてくるクライアントのIPやプロトコルなどの情報がOffice365側で付与されて伝送されてきますので、それとユーザーの所属するグループなどの情報を合わせてアクセス制御を実装します。

ここ1~2年の間で、(非常に細かいことですが)少しここの仕組みでOffice365側で変更になった部分があるので紹介します。

まず、従来のアクセス方式について説明します。Office365のExchange Onlineは、メールボックスがシンガポールか香港のどちらかがプライマリとして設定されています。また、ユーザーがアクセスするCASサーバはどちらのデータセンタも同じURLでのアクセスとなるため、1/2の確立で自分のメールボックスが無いCASにアクセスされます。

この際、Outlook(Outlook Anywhere)やActiveSyncなど、HTTPSによる通信でリダイレクトがサポートされているプロトコルについては、メールボックスがこのサイトに無い旨クライアント側に通知され、メールボックスの存在するサイト(下の図で言えばシンガポール)のCASサーバにリダイレクトされます。

この結果、ADFS(ADFS Proxy経由)に渡されてくる送信元IPは、元のグローバルIP:Aが渡されてきます。

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次に、POPやIMAPなど、プロトコル的に「リダイレクト」の処理がサポートされていない場合です。この場合、CASサーバは適切なサイトへの接続(下の図で言うと香港→シンガポール)を「Proxy」処理します。

これが行われると、ADFSには送信元IPとしてグローバルIP:AならびにグローバルIP:Cの両方が渡されます。

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この原理により、POP/IMAPのプロトコルをADFSで送信元IP制限を掛ける場合、Exchange OnlineのIP帯についても許可IPリストに入れておく必要がありました。

変更点

①クライアントのIPアドレスとしてIPv6がサポートされました。

Exchange Onlineの接続ポイントとしてIPv6がサポートされました。合わせて、クライアントのIPv6アドレスについても問題なくADFSサーバ側に情報として渡されるようになりました。
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ADFSのクレームルールでは、文字列の正規表現でのマッチングで判定をします。「IPv6でもアクセスできるように許可する」「既存の許可ルールが、別のIPv6アドレスにマッチングしないようにする」などの確認が必要になります。

②MicrosoftデータセンタのIP帯のアドレスがマスクされてADFS側に渡されなくなりました。

これは、上記POP/IMAPアクセスの際に従来「グローバルIP:AならびにグローバルIP:C」が渡されてきた物から香港DCのIP帯であるCの方がマスクされて「グローバルIP:A」のみADFSに渡されてくる形になります。

http://community.office365.com/ja-jp/wikis/sso/927.aspx にも、以下のように記載があります。

・クライアント IP アドレスおよび要求を渡した各プロキシのアドレスを示す複数の IP アドレスは、
コンマで区切って指定されます。
・Exchange Online インフラストラクチャに関連する IP アドレスは一覧に表示されません。

これにより、ADFSのクレームルールを作成する場合に、プロトコルの挙動(リダイレクトかProxyか)の差について作成者は意識せずに作れるようになりました。

ただし、現時点で1つ問題点というか、制限事項が確認されています。このマスクされるIPアドレスについては別途Microsoft側で定められているようなのですが、それにシンガポールDC、香港DCなど【同一DCで動作しているWindows AzureサービスのIP帯】も一部含まれているようです。

この為、Windows Azure上で展開されているExchange Online対応のサービスについて、適切なIPアドレスが渡されてこない可能性があります。IntuneのクライアントアクセスのIPアドレス帯については未確認ですが、同じ原理でいけば可能性はあると思います。

いずれIPアドレスのリストなどが精査されて直ることを期待してますが、動作原理を知っているのといないのでは有事の際に対応にも差が出るかと思いますので、細かいことですがここでご紹介させて頂きました。

なお、この記事は一部検証結果に基づいた個人的な推察を交えて記載しておりますので、もし事実に反することや、既に解消されたということが書かれていた場合は訂正させて頂きますので、連絡を頂ければと思います。

最初の管理者がExchange管理センターに入れない

Office365にサインアップを行う際、最初に作成されるアカウントは(その時点で)唯一の全体管理者として作成されます。

通常は、このアカウントを利用して色々Exchange OnlineやSharePoint Onlineの設定を行うことができるのですが、テナントによっては希に以下の様な事象になり、Exchangeの管理ができなくなることがあります。

①管理者メニューのExchangeを開くと、組織では無く個人のExchangeの設定が出てしまう。
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②Office365管理センターのサービス設定からExchange関係の設定をしようとすると403アクセス拒否のエラーが出る
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どういうメカニズムで発生しているのか、少し中を見てみたいと思います。まず、新しい全体管理者のアカウント(今回はadmin02という名前)を作成します。この新規で作成したユーザーはExchangeの管理画面(Exchange管理センター)に接続できるので、接続後に[アクセス許可][管理者の役割]を見てみます。

TenantAdmins_xxxxxという名前のグループがありますが、ここに通常は全体管理者のユーザーがコピーされてきます。このグループがOrganization Managementのメンバーなので、全体管理者がExchangeの管理権限を持つという仕組みです。ここで、メンバーがadmin02という新規で作ったユーザーしかいないことが分かります。
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よって、この事象は恐らく全体管理者のメンバー情報がOffice365ポータルからExchangeにコピーされる際に、タイミングや不可の問題等で欠落してしまったと推測されます。また、最初のユーザーでのみ発生することから、テナントのプロビジョニングの問題と考えられます。

よって、最初のユーザーから一回全体管理者の管理権限を外し、再度付け直すことによって解決を試みます。
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反映までに若干時間が掛かりましたが、これでTenantAdmins_xxxxxのメンバーに最初の管理者が追加されました。後は、必要に応じて一時的に作成した全体管理者アカウントを削除するなりすれば問題なく利用できます。
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Office365バージョンアップで実行されるコマンドと注意点

先月より本格的に日本でも開始されたOffice365のバージョンアップですが、その裏側でどんなことが行われているかについて少し調べてみたいと思います。

ご存じの通り、Exchangeは管理者のコマンド(参照以外)実施は「管理者監査ログ」を見ることにより調べることができますので、早速バージョンアップしたテナントの管理者監査ログを取り寄せてみます。

管理者監査ログは、Exchange管理センターの[コンプライアンス管理][監査]のメニューから[管理者監査ログのエクスポート]を選択します。アップグレードを含む適切な期間と、結果を受領するメールボックスを選択して[エクスポートを]選択します。通常、数時間待つとメールで管理者監査ログが届きます。

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管理者監査ログは、XMLファイルの形式です。1つ1つのイベントは、<Event Caller=…>で始まり、</Event>で終わります。

アップグレードが実施された時間帯を元に探すと、”NT AUTHORITYSYSTEM (Microsoft.Exchange.ServiceHost)”からの命令で実施されている一連のコマンドが表示されます。ほとんどが、Set-MailboxPlan、Set-CASMailboxPlanなどのユーザーに開放されていないコマンドレットやInstall-GlobalSettingsContainer、Install-DataClassificationConfigなどのアップグレード用に作成されたであろう特別なコマンドレットになっています。

ここで、以前の投稿で紹介したアップグレードコマンドの実行により一部の設定がデフォルト値に戻ってしまうという現象が再現していないかについて検証してみたいと思います。以前の物はマイナーバージョンアップによる物で、その後の更新によりこちらは設定が保持されるようになりました。が、今回は残念ながら以前紹介した3つのパラメータ

Set-RemoteDomain AutoForwardEnabled True
AutoReplyEnabled True
Set-OrganizationConfig MailTipsLargeAudienceThreshold 25

については元に戻ってしまうようです。
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また、当然と言えば当然なのですが、このタイミングでSet-OwaMailboxPolicyでPublicFoldersEnabledがTrueになってたりなどもしてます。

Exchangeをお分かりの方で、何かUpgrade後に挙動がおかしいと思った場合には管理者監査ログを調べられるのも良いかもしれませんね。

第5回Office365勉強会に登壇しました

本日、品川のMicrosoftで開催された第5回Office365勉強会に登壇しました。

無題

Office365のアップデートが始まったばかりということもあり、情報の正確性というよりは先行性を重視した内容としてしまったため、スライドの公開はする予定は無いのですが、何か有ったときに「そういえばそんな話も聞いたことあったな」と思い出して頂ければと思います。

公式に何か移行に関する不具合等が判明した場合は、随時 Known issues – Upgrade to Office365 にアップデートされていくと思いますので、是非ご覧頂ければと思います。

ディレクトリ同期ツールでパスワード同期

Office365のディレクトリ同期ツールがバージョンアップして、パスワード同期の機能が実装されたとのことで、早速試してみました。

インストール方法は今までと基本的に変わりません。Office365のテナント側でディレクトリ同期を有効化した上で以下の手順でインストールします。

1. .NET 3.5の機能をインストールする

ディレクトリ同期ツールのインストールには、.NET Frameworks 3.5が必要になります。無い場合はエラーになります。
2.ディレクトリ同期ツールをインストールする

続いてdirsync-ja.exeを実行してセットアップします。190MB程になったので、かなりファイルサイズが大きくなりましたね。最後の画面でチェックボックスを入れ、そのまま構成ウィザードを実行します。
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3,構成ウィザードを実行する

ディレクトリ構成ウィザードでは、Office365の全体管理者のID/PASS、Active DirectoryのEnterprise Adminsの権限を持ったアカウントのID/PASSを指定します。
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ちなみに、6/6現在のバージョン(1.0.6385.0012)だとハイブリッド機能にバグがあるらしく、ここは有効化しない方が良いと思われます。新しく.0024のバージョンが近日中に公開されると思われます。(Exchangeが組織内にある場合のみ有効化可能です)
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[パスワード同期]ここの項目が新しく加わってます。[パスワード同期を有効にする]のチェックボックスをチェックしてから[次へ]をクリックします。
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これでインストールは完了です。初回同期でオブジェクトが作成されると共に、パスワードの初期同期も実行されます。このため、Active Directoryのパスワードですぐログインができるようになりました。
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さて、それでは少し細かい所を触っていきましょう。まず、MIISClientを事項するのに必要な権限がMIISAdminsからFIMSyncAdminsに変わりましたので、運用でMIISClientを触っている人は気をつけた方が良いでしょう。

また、ディレクトリ同期用のアカウントがMSOL_AD_SYNCからAAD_xxxxxxに変更されました。
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また、パスワード同期が有効化されていても、Office365側でもパスワードを変更することが可能です。ただし、オンプレミスのADにパスワードは同期されません。つまり、ディレクトリ同期と同様、同期の方向はAD→Office365の一方向です。
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次に、パスワードの同期間隔です。ご存じの通り、ディレクトリ同期ツールは3時間に1度しか同期されません。さすがにパスワードの同期がそれほど長いかかると実用に耐えないということか、パスワードの同期のみ、より短時間で同期されるとMicrosoftのサイトにも記載されてます。

試しにパスワードリセットしてみると、ものの1分ほどでディレクトリ同期サーバのイベントログに変更要求とその成功が記録され、パスワードが同期されています。ちなみに、ディレクトリ同期のコンソール画面であるMIISClientには何も表示されません。
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色々と試したところ、どうやら2分間隔で定期的にパスワード変更が有った場合にそれを同期させているようです。細かいところだと、2分間の間に複数回同じIDで変更が掛かった場合は最新のパスワード情報のみ同期され、また、仮パスワード(次回ログオン時に変更を要求する物)については同期されないようです。
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これを利用すると、管理者としてはプロビジョニングとパスワード管理の簡素化、利用者に対しても複数のパスワードを管理しなくて良いという利便性が提供できるので、手軽なソリューションとして利用できそうです。

Exchange OnlineのIPv6

Office365では、当初IPv6はサポートせずにIPv4のみでの接続となっていました。

ただ、その後のバージョンアップなどの際に、ポータルや 以前の記事 にあるPowerShellのエンドポイントなどから先行して、徐々にIPv6対応が進んで行っています。

新しいバージョンのExchange Onlineでは、クライアントアクセスの一部もIPv6で接続できるようになるようです。

そもそも、新しいバージョンのExchange Onlineでは、POP/IMAPからの接続先やSMTPの接続先がユーザー毎では無く、全て固定で

  • pop: outlook.office365.com
  • imap:  outlook.office365.com
  • smtp:  smtp.office365.com

と設定されております。この共用で使われているサーバープールへの接続がIPv6で有効化されました。

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よって、試しにIPv4/v6のデュアルスタックのサーバーからopensslとかでIMAPに接続して認証要求を出してみると、社内IP帯以外からのアドレスを拒否するように設定しているオンプレミスのADFSサーバでは以下の様なログが表示されてアクセスが拒否されます。

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x-ms-forwarded-client-ipの欄に、2001:2e~というIPv6アドレスがしっかり記録されています。

というわけで、アクセス制御をIPv4ベースの物で展開されている方(というか、基本的にはそうかと。サンプルもそうですし)については、少なくとも「意図しないIPv6アドレスからはアクセスされないようにルールが設定されているか」「IPv6化されている社内拠点からのアクセスが拒否されないか」は確認した方が良いかもしれませんね。

新しいOfficeでポータルに常時接続するには

新しいOffice365では、管理権限を持っていない一般ユーザーは、初回アクセスから一定期間(2週間くらい?)経過すると、ログオン時に以下の様な画面が表示されます。
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ようこそ画面ではなくOutlookが初期表示として表示されるようになるとのメッセージです。確かに、再ログインするとOutlookが表示されます。[了解しました]しか押せませんし、設定を戻すこともできません。
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Fiddlerで動きを追ってみると、https://portal.microsoftonline.com/default.aspx に接続しに行くと、https://www.outlook.com/owa/xxxxx.onmicrosoft.com/?exsvurl=1&ll-cc=1041&modurl=0 にリダイレクトされるようです。

上にも書きましたが、現在これを止めたり元の様な設定に戻す方法はありません。

ただし、?DisableIWLanding=true というオプションを付けると上記の処理をスキップしてくれるようです。

https://portal.microsoftonline.com/ などにブックマークしている場合は、ブックマークを

などに変更すると、元の様に常に「Office365にようこそ」の画面に常時接続できるようになります。
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エンドユーザーへの影響を少しでも減らしたい方はブックマーク先を変更した方が良いかもしれませんね。

確かに、利便性を考えると…というので気を利かせているのだろうとは思いますが、そういう人は最初からOWAに直に入るURLをユーザーにブックマークさせていると思うのです…

Office Pro Plusのできそうでできない事

新しいOffice 365で利用されるクイック実行ですが、クライアントへのアプリケーションの配信により新旧クライアントバージョンの混在やメンテナンスの自動化など、多くのメリットがある物となっております。

ただ、従前からのOfficeの利用形態と比較した場合、できないことというのもいくつか出てきておりますので、ここでは主な物をいくつか紹介したいと思います。

  • インストールするアプリケーションを選択してインストールする

「そもそも使わないアプリケーションは誤操作の元なので」「インストールする領域がもったいないので」などの理由で、使用するアプリケーションのみ選択してインストールするというケースが有るかと思います。

Office Pro Plusでは、フルパッケージインストールの配信イメージしか用意されていないので、個別のアプリケーションのインストールする/しないを設定することはできません。

  • インストールするアプリケーションのバージョンを個別に設定する

アプリケーションのインストールだけではなく、アップデートもフルパッケージイメージ単位で行われます。

プラグインの互換性などの問題で、特定のアプリケーションのみ異なるマイナーバージョンとする(例えばOutlookのみサービスパックを当てない状態にする)などの運用はできなくなりました。

  • 旧バージョンの利用を継続する

Office Pro Plusではバージョンダウン権はありません。管理者の展開準備のため、一定の猶予期間は用意されますが(例えば、Office 2010は2014/4/8まで)、それまでに新しいバージョンに変更する必要があります。

  • アプリケーションを(長期間)更新しない

アプリケーションは、デフォルトの状態では毎日更新がチェックされ、更新されている場合は自動的に更新がされるようになります。管理者が事前に確認をしてから更新させるなどの運用を行うことは可能ですが、管理者に許容されている適用のスキップの期間は最大11ヶ月になりますので、それまでに更新させる必要があります。

  • 完全にクローズなネットワーク内で利用する

アプリケーションのインストールや更新プログラムの配信は、社内で用意した共有フォルダなどから実施することはできますが、アクティベーション自体は定期的(最低限30日に1回)にインターネットに接続して実施する必要があります。

  • リモートデスクトップ(ターミナルサービス)環境で利用する

リモートデスクトップ環境で利用できるのはボリュームライセンス形式で提供されているOffice 2013のみです。

特に、バージョン管理の部分については今の運用ポリシーに対してかなりの変更を余儀なくされる組織も少なくないのではと認識しています。

ただ、ブラウザやOSもそうですが、クラウドをどんどん活用していく上では「基本最新の物を利用する」というポリシーに今後どんどん寄せて行かざるを得ないかと最近ひしひしと感じております。