日経BPさんより、先週「ひと目でわかるADFS2.0 & Office365連携」が発売されました。
発表時に「ひと目でわかるADFS(仮)」というタイトルだったので、一部で「本当か!?」とささやかれておりましたが、無事発売となったようなので早速購入して来ました。
ページ数は220Pで、1章から6章までの章立てです。
- 本書で学習する前に
- 認証と認可(承認)
- AD FS2.0の基本
- AD FS2.0のインストールと構成
- ローカルActive DirectoryとOffice365の連携
- クライアントアクセスポリシー
内容のレベルについてはOffice365やADFSのトレーニング+ハンズオンをくっつけたような感じで、トラブルシュートや運用系の部分は若干薄めですが、ADFSのさわりを扱うにはとてもよくまとまっている良い書籍かと思います。
ただ、良くも悪くも、各章ごとに知っておくべき事を必要十分な情報量を掲載しています。ADFSを触ったことのある人ならよく分かると思うのですが、認証/認可、RP/CPとか証明書まわりとか、重い部分が2章~3章に重なっており、ここをいかに華麗にマスター…さもなくばスルーするかがひと目で分かるポイントかと思います。
Office365でADFSをとりあえず利用する上では、殆ど選択肢無しのウィザード形式で実装できます。敢えて、4章から読み始めて仕組みでは無く効能・手順から入るようにするのも良いかもしれません。