OutlookからExchange Onlineに繋がらない

Outlook 2007→2010にアップグレードした直後や再セットアップを掛けた直後に、今まで利用していたExchange Onlineのアカウントに対してパスワード入力が求められ、正しい値を入れても受け付けられなくなる様な事象が発生することがあります。
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また、新規でセットアップしたOfficeに新規のアカウントを作成しようとした場合も、同じくパスワードの入力が求められ、プロファイルのセットアップが完了できない事があります。
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これは、Outlookが新しいOffice365の必須要件を満たしていない場合に発生します。(Windows Updateにより最新の更新プログラムが当たっている場合には発生しません) Office365向けの更新プログラムは、Outlook 2007の場合はKB2583910、Outlook2010の場合はKB2553248として公開されています。

このプログラムをインストールすることにより、新しいOffice365にも接続できるようになります。

テナントのアップグレードを実施される前に、管理者の方はOutlookの更新プログラムが当たっているかどうかを今一度ご確認されることをお勧め致します。

Office365でのパブリックフォルダの利用

Exchange 2013をベースとしている新しいOffice365では、パブリックフォルダの機能が提供されるようになりました。今回はその使い方について書きたいと思います。

まず、Exchange 2013になってシステム的なパブリックフォルダの実装が少し変わったのでそこを軽く説明します。

Exchange 2010では、パブリックフォルダを利用するためにパブリックフォルダ専用のメールボックスデータベースを作成する必要がありました。また、複製に関しても通常のメールボックスデータベースとは別にレプリケーションを構成する必要がありました。また、クライアントは複数のパブリックフォルダサーバが有る場合は自動的に負荷分散されて接続されるようになっておりました。
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Exchange 2013では、パブリックフォルダの利用に専用のデータベースは必要無くなりました。代わりに、通常のユーザーメールボックスが配置されているデータベース上に「パブリックフォルダーメールボックス」という物を作成し、その中でパブリックフォルダを構成します。このパブリックフォルダーメールボックスは、他のメールボックス同様にDAGの仕組みによって複製される為、システムの構成がシンプルにできるようになりました。

ただし、クライアントは常にActive側のみに接続されますので、負荷分散を構成するのはパブリックフォルダーメールボックスの収容設計で実装しなくてはならないという点は注意が必要です。

また、一番最初に作成されたパブリックフォルダーメールボックスは「第1階層」と呼ばれ、ツリー構造のマスターを持っている特別な物になります。(2個目以降は「第2階層」と呼ばれ、第1階層のツリー構造のコピーと、特定フォルダのコンテンツを含みます。)
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それでは、Office365からパブリックフォルダを利用してみたいと思います。まず、Exchange管理センター(前のバージョンではExchangeコントロールパネルと呼ばれていました)に接続し、パブリックフォルダーを開きます。
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[パブリックフォルダーメールボックス]のタブを開き、+で[パブリックフォルダーメールボックスの新規作成]を開き、第1階層用のメールボックスの任意の名前を入力します。今回は MasterHierarchy と入力し、保存します。
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次に、実際にデータを保存するフォルダを作成します。[パブリックフォルダー]のタブから、+を押して[パブリックフォルダーの新規作成]を開きます。今回は営業部用のsalesというフォルダを作ってみたいと思います。
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最後に、このフォルダに権限を付与します。Salesをクリックして右側のフォルダーのアクセス許可の[管理]を開きます。下の階層のフォルダには上位の権限が継承されますが、ルートには非表示で「既定」への「作成者(Author)」権限が割り当てられています。今回は一番上に作成するのでデフォルトでは誰も権限を持っていません。任意の所有者、編集者、閲覧者などの権限を適宜ユーザー/グループに対して付与します。
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これでサーバー側の準備は完了しましたので、クライアントから接続したいと思います。パブリックフォルダに接続できるのは、「Outlook 2007」「Outlook 2010」「Outlook 2013」もしくは「OWA(ブラウザーからのアクセス)」となっています。

Outlookから接続すると、以下の様に「フォルダー一覧」のメニュー(Crtl+6)の中にパブリックフォルダーが表示され、自由にサブフォルダを作成するなどの利用ができるようになっています。
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OWAから接続する場合は、以下の制約事項があります。

  • 通常の[メールと投稿アイテム]のフォルダのみ閲覧できる
  • 新規でフォルダは作成できない
  • アクセス権の設定変更はできない

OWAには「フォルダー一覧」のメニューは提供されていない為に、代わりにお気に入りからアクセスします。お気に入りの上で右クリックし、[パブリックフォルダーの追加]を選択し、パブリックフォルダー一覧が表示されますので、必要なフォルダを選択して追加します。
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組織の予定表やTODOなどはOWAからは見れないということになりますので、基本的にはOWAは閲覧専用として使って、メインはOutlookを使えということですかね。

オンプレミスのExchange 2013では、パブリックフォルダーを作成する際に、指定した(第2階層を含む)パブリックフォルダーメールボックスに作成するというオプションがあって、そこでサーバの性能や容量が足りない場合に負荷分散をさせるという構成が取れるのですが、今のところOffice365ではそのオプションがPowerShellからでも指定できない為、第1階層のパブリックフォルダーメールボックス上にしか作成できません。

サービスディスクリプションなどにもパブリックフォルダは○としか書いてないですが、この機能のままで考えると第1階層のメールボックスのクォータ容量である25GBまでが無償で利用できる、という事になるのでしょうか。調査中なので、また分かったら書きたいと思います。

なお、PowerShellを利用するとルートフォルダの権限を付与することができます。管理者(もしくは管理者グループ)に対してowner権限を付ける場合は以下の様なサンプルになります。

New-Mailbox -PublicFolder MasterHierarchy
Add-PublicFolderClientPermission "" -User admin -AccessRights owner
New-PublicFolder -Name sales
Add-PublicFolderClientPermission "sales" -User sales -AccessRights PublishingEditor

[未完]新しいOWAからの検索フォルダーの利用

Outlookを利用されたことがある方は、OWAで最初にメールボックスにログオンした際のフォルダツリーの中に、「未読のメール」「フラグの設定されたメール」などが無い事に気づきます。
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これらは、「検索フォルダー」と呼ばれ、事前に設定したある条件を元に、その検索結果を事前にインデックス化して高速に表示してくれる機能で、特に前述のような物は利用されている方も多いかと思います。

このフォルダを作成するには、Outlookのクライアントを使用します。キャッシュモードで検索フォルダーを作成した場合、インデックスがクライアントで実施される(サーバ側に設定されない)ので、キャッシュモードを一時的にOFFにして作業を行う必要があります。
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その後検索フォルダを→クリックして[新しい検索フォルダー]を選択し、条件を指定します。
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上部のお気に入りに入れたい場合はお気に入りに追加します。
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これでOWAでも検索フォルダが見えるように…なりませんでした。
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「RSSフィード」は作成されたので、Outlookからは正しく接続できているようなのですが、上手くいきません。従来のバージョンだといけたのですが…Outlookのキャッシュモードを使えば良いという話もありますが、ユーザーによっては結構クリティカルな問題でもありますね。

ただ、Outlookのオンラインモードだとそもそも検索フォルダは作成できるように見えますが、再起動すると消えてしまっているので、そもそも作成できていないのかもしれませんね。

ちょっと調べてみたいと思います。検索エンジンがFASTに変わって何か変わったんですかね?

【新機能】アドレス帳ポリシー(その2)

前回の投稿で、アドレス帳ポリシーを利用してグローバルアドレス帳(GAL)を分割する方法について書きました。Exchangeチームのblogに、Exchangeアドレス帳ポリシーの詳細が記載されておりましたので、その内容について少し触れたいと思います。

The Exchange Team Blog
Address Book Policies, Jamba Jokes and Secret Agents

まず、Office365ですが、作成できるアドレス帳の数に制限があるようです。Eプランのデフォルトの制限数は、以下の通りです。

  • グローバルアドレス帳:10
  • オフラインアドレス帳: 10
  •  アドレス帳ポリシー:10
  •  アドレス帳:40

※アドレス帳40という点が、大企業になると少し厳しいかもしれませんね。

また、Exchange Onlineで初めて実装された機能として、アドレス帳ポリシールーティングという機能があります。

これにより、従来は送信者が送信した時点で名前解決が行われていた物が、それぞれの受信者側のアドレス帳ポリシーに基づいて名前解決されるようになりました。自身のアドレス帳に無いユーザーは、外部から着信した際のようにメールアドレス付きで配送されます。

この機能を有効化するには、以下のPowerShellコマンドレットを実行します。(プレビュー版では開放されてませんでしたが、2/27にGAされた新バージョンではOKでした。)

Set-TransportConfig –AddressBookPolicyRoutingEnabled $True

この機能を実装することにより、アドレスグループをまたぐ配布グループの作成や外部連絡先の作成方法などにさえ気をつければ、かなりの精度でアドレス分割によるマルチテナントチックな利用ができそうですね。
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Exchangeのフォルダ名が英語表記になる

Office365で新しくメールボックスを作成した後、たまにログオンしてみるとフォルダ名がInbox, Sent Itemsなど、英語表記になってしまうユーザーが発生することがあります。
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確実といえる発生パターンはつかめていないのですが、Exchangeで物理的に最初にメールボックスが作成される際(最初のアクセスの時)に言語の情報が取得できなかった場合に発生することが多く、最初にPOP/IMAPやモバイルからアクセスを試行した際に多く発生するという印象です。

これを修正するには、ブラウザからOWAで行います。OWAでは、最初にアクセスした際に言語とタイムゾーンの入力を促されますが、それを行った後にコントロールパネル(右上の歯車マークを押して、オプション)を開きます。
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設定 – 地域を開き、[設定した言語に一致するように既定フォルダーの名前を変更する]のチェックボックスを入れます。
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再度OWAにアクセスすると、通常の受信トレイ、送信済みアイテムなどの名前に修正されます。
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なお、この作業を行う確率を減らしたいだとか、そもそも全ユーザーに初回ブラウザからアクセスさせて言語とタイムゾーンを選択させるのが面倒だということであれば、メールボックス作成作業に合わせてPowerShellで言語の設定を行うことも可能です。コマンドはSet-MailboxRegionalConfigurationです。例えば、以下の様に使います。

新しく追加したuser01の言語の設定を行う

Set-MailboxRegionalConfiguration -Identity user01 -DateFormat "yyyy/MM/dd" -Language "ja-JP" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time"

全メールボックスの言語の設定を行う

Get-mailbox | Set-MailboxRegionalConfiguration -DateFormat "yyyy/MM/dd" -Language "ja-JP" -TimeFormat "H:mm" -TimeZone "Tokyo Standard Time"

また、予定表のタイムゾーンを変更する場合は以下の様にします。

Set-MailboxCalendarConfiguration -Identity user01 -WorkingHoursTimeZone "Tokyo Standard Time" -WorkingHoursStartTime 09:00

勿論、管理者のコントロールパネルから「他人の管理」で他のユーザーの設定画面に入って設定を行うことも可能ですが、まとめて効率的にやろうとするとPowerShellでやる形になります。PowerShellは、テナントの管理者の方は今後もおそらく触る機会が多くなるかと思います。少し敷居が高く感じられるかとは思いますが、是非触れるようにされておくことをお勧めします。

【祝】新しいOffice365が提供開始

本日2/27のAM9:00、新しいOffice365がリリースされました。当初はイベントなどでもアメリカ時間で27日、日本時間では28日と言われていましたが、どうやらPSTではなくUTCで2/27 0:00から発売されたようです。

今までも他のプロダクトやサイトの公開などの基準はPSTだったものが、本社所在地に関係なくUTCで提供されるあたりが全世界共通で提供されるクラウドサービスっぽくて少し好感が持てました。

既存のユーザーの移行はこれからですが、すぐに新しいバージョンを触ってみたいという方は、新規で無料版を申し込めばすぐに触ってみることができます。

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http://office.microsoft.com/ja-jp/business/

今まで提供されていたSmall BusinessにOfficeのサブスクリプションが付いたSmall Business Premiumと、新しく中規模ユーザ向けにユーザー数制限と一部機能並びに電話サポートが簡略化されたMidsize Business、ならびにフルスイートであるEnterpriseの3種類が試用できます。

ちなみに、3つの管理者画面の見た目は以下の通りです。

Small Business Premium
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Midsise Business
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Enterprise
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MidsizeはEnterpriseとほぼ変わりませんが、Small Business Premiumはだいぶ異なる趣になっています。基本的には最初のダッシュボードからシナリオに従って設定すれば大体使えるというコンセプトになっているかと思います。

実は今回からSmall Business(Premium)はPowerShellがサポート範囲から外れておりますが、試した範囲ではEnterpriseなどと同じく今まで通り使うこともできるようなので、どうしても詳細な設定などが行いたくなった場合は利用しても良いかもしれません。

過去30日の障害履歴が閲覧可能に

Office365のサービス正常性ダッシュボードでは、従来は現在ならびに過去1週間のサービス状態のみ閲覧が可能でした。しかし、IT管理者の方が長期の休みの場合や、原因調査に時間が掛かって事後インシデントレポート(PIR)が遅くなったような場合に過去の物を参照できなくなるというケースがありました。

最近、このダッシュボードの上の部分に「過去30日間の履歴を表示する」というリンクが付くようになりました。
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これを開くと、過去1ヶ月間に発生したインシデントの状態が一覧で表示されます。PIRが発行されている物はここからダウンロードすることができます。
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これで、月次レポートなどを社内で作成する為に、データを毎週ダウンロードして保全しておくという手間が無くなり、月に1度で済むようになくなりました。

今後もどんどんユーザーの声を取り入れて良いサービスになっていって欲しいですね。(勿論、障害自体が無くなるにこしたことは無いと思いますが)

POP/IMAP/SMTP用設定の一括取得

Exchange OnlineにOutlook以外のクライアントで接続する場合、Autodiscoverによる自動設定が利用できないため、自分が接続する先のサーバを手動で設定する必要があります。この設定は、一度自分でExchange Onlineにブラウザ(OWA)で接続した上で、設定画面から確認を行う形になります。
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ところが、Office365はマルチテナントで構成されているために、そのユーザーがデプロイされる時期によっては異なるサーバ群に配置される場合があり、事前にユーザーに手順を示しておきたい場合などに支障をきたすことがあります。

今回は、管理者がPOP/IMAP/SMTPのアドレスを取得する手法を紹介します。

まず、相手先が1人や少数などの場合。これは、管理者の代理アクセス機能を利用します。OWAにアクセスしたのちに、メニューで自分の管理(もしくは組織の管理)となっているところをクリックし「他のユーザー」を選択して調べたいユーザーを選択します。そして、自分の場合と同じように設定を確認します。
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次に、複数のユーザーを一括して調査したい場合などです。

これは、PowerShellを利用します。Exchange Onlineに管理アカウントで接続した後に、Get-CASMailboxコマンドの-ProtocolSettingsオプションを利用して確認します。

$LiveCred = Get-Credential
$Session = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://ps.outlook.com/powershell/ -Credential $LiveCred -Authentication Basic -AllowRedirection
Import-PSSession $Session -AllowClobber
Get-CasMailbox contoso01 -ProtocolSettings | select *external* | FL

例えば、こうするとcontoso01のIMAP、POP、SMTPの設定がPowerShell画面上で確認できます。
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基本的にサーバ名以外はユーザーごとに変更になることはないですので、全ユーザーのサーバ設定一覧をtest.csvというファイルに出力するには、例えば以下のようなコマンドを実施します。(すいません、無理やり整形する為汚いコードになっちゃいました)

$Users = Get-CasMailbox
"UserName,IMAPAddress,POP3Address,SMTPAddress" | Out-File -Encoding default test.csv
ForEach($User in $Users) {
$SvrSettings = Get-CasMailbox -Identity $User.Name -ProtocolSettings
$name = $SvrSettings.Name
$imap = $SvrSettings.ExternalImapSettings.Replace("`r`n"," ").Split(" ") | select -Skip 1 -First 1
$Pop = $SvrSettings.ExternalPopSettings.Replace("`r`n"," ").Split(" ") | select -Skip 1 -First 1
$Smtp = $SvrSettings.ExternalSmtpSettings.Replace("`r`n"," ").Split(" ") | select -Skip 1 -First 1
"$Name,$imap,$Pop,$Smtp" | Out-File -Encoding default -Append test.csv
}

そういえば、新しいOffice365のプレビューテナントではSMTPサーバがPOP/IMAPとは違う smtp.outlook.office365.com に設定されていましたね…本番ではどうなるんでしょうか。
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Office 365 Home Premium

北米では、Office2013の発売形態として、Office 365 Home PremiumならびにHome & Student 2013が店舗での主力形態として販売されています。
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価格は、それぞれ$99.99と$139.99。売り方は、

  1. 年間$99.99でMacやタブレット含めた5台まで利用できてバージョンアップ有り、Skypeの無料通話にSkyDriveが+20GB付いてくる。
  2. $139.99のワンショットのみで1台可能。

で、さあどっちにする?という雰囲気でどの店でも併売しています。結構Office 365 Home Premiumのお得感が出ているかな?という感じですが、今週出るOffice365 SmallBusiness Plan P2とのからみもあるので、どれが一番良いかというのは利用形態によるのかと思います。

さて、このOffice 365 Home Premiumですが、日本では販売されていません。箱の裏書きにも書いて有るとおり、購入ならびにアクティベーションは米国とカナダでしか許可されていません。
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今回は、グローバルサミットの最中に北米で購入されてアクティベーションされた方がいたので、その際に見せて貰った内容について紹介します。

箱の中にはシンプルなマニュアルとプロダクトキーが書かれたカードが1枚のみ入っています。セットアップメディアは含まれておらず、プログラムは全てダウンロードして利用します。
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まず、最初にマイクロソフトアカウント(Windows Live ID)にそのサブスクリプションを紐付け(もしくは新規作成)します。

www.office.com/setup にアクセスすると、画面が表示されますのでその指示に従ってサインイン・プロダクトキーを入力すればアクティベーション完了です。あとはセットアップファイルを落としてきて実行すればOKです。簡単ですね。
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また、その後の更新に関してですが 1)オンラインで購入する の他に、 2) 再度パッケージを購入してアクティベートするという方法も取れるようです。

一度アクティベートしたIDに、再度2)で購入した別のプロダクトキーを入力すると有効期限が1年延長されます。残念ながらSkyDriveについては最初のアクティベートの時に+20GBされますが、2回目の際に更に+20GBされるということは無いようです。

ちなみに、日本からは購入できませんので、1)については日本のカード番号を入力するとその時点で弾かれるようです。

色々整理が必要だとは思うのですが、早く日本でも発売して欲しいですね。

MVP Global Summitに参加してきました

アメリカのベルビュー、レドモンドで開催されたMVP Global Summitに初参加してきました。

セッションの内容自体はNDAの関係で書くことは出来ないのですが、全世界からMVPが集まって、Microsoftの開発者から製品の動向や今後についての話を聞けるという、とても貴重な機会が得られるイベントです。

現地へはシアトル・タコマ国際空港からバスで向かう形になります。シアトルまでは成田から直行便が出ていて行き8時間、帰り10時間くらいの距離です。日本からは視察ツアーも組まれていましたが、私は航空券は自分で取ってしまっていたので、往復の送迎のみ依頼しました。

空港の入国審査では列の後ろの方だった為か、「Microsoft ?」と聞かれて確認メールを見せるだけでスムーズに通れました。空港からはツアー組に合流して、バスに乗り込んで市内観光をしつつホテルに向かいます。
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一番最初に向かった先は、地元の電気屋とスーパーマーケット。日本では発売されていないWindows PhoneやOffice 365 Home Premiumなどを堪能しました。早くも日本未発売のYogaを買われているMVPも。
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その後、パイクプレースマーケットでスターバックス1号店を見たり、市場を見て回って買い食いしたりしたあと、Ivar’sでお勧めのクラムチャウダーを頂きます。
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唯一、イチローの写真が残っている看板の前を通りつつ、最後のツアーの観光地であるビール工場に。5種類のビールを試飲しつつ、歴史や製造法などに関する話を聞きました。
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ホテルにチェックイン後、サミットのレジストレーションを終わらせた後、ベルビュースクエアのマイクロソフトストアを除いたあと、プレパーティっぽいのに出席して何人かのMVPに挨拶。夕食は近くの店で日本のMVPとステーキを堪能しました。
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さて、月曜日からはいよいよセッションが始まります。私の取っていたセッションは全て会場がレドモンドの本社(マイクロソフトキャンパス)で実施されるので、ホテルからシャトルバスで向かいます。

キャンパスという名前がぴったりな広大な敷地と100を越える建物という、圧巻な雰囲気の場所でした。初日こそ、色々な建物をバスの路線図を確認して移動しながら…という感じでしたが、2,3日目は一日中同じ建物だったので、そこは楽でした。
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開発者と各国のMVPのディスカッションはとても刺激でした(まあ、白熱してくると半分くらい聞き取れなかったりしますが)。

何より良かったのは、「こんな細かいこと考えてるのはきっと日本だけなんだろうなぁ」と思った所、十数人来ていた各国のOffice365 MVPたちも、実は同じ事思っていてそれを開発者に伝えていたという点です。

一方、会期中のベルビュー側では以下の様なパスを首からぶら下げた人たちがベルビュースクエアを闊歩し、入荷したばかりのSurface Proを買い漁るという特異な事案が発生していたようです。
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夜は、毎日パーティみたいな物が企画されていて、MVPやMicrosoftの方との交流を楽しみました。終わってから店に繰り出したり、その後も部屋飲みしてたりとなかなかに熱い夜を過ごしました。
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特に、最終日の夜のはスタジアムを貸し切ってやるパーティは圧巻の規模でした。
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ちなみに、少しはしゃぎすぎて部屋帰ったら足負傷してました(w
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とてもエキサイティングな日々でした。また機会があれば是非参加させて頂きたいです。英語も勉強して、あの討論に混じれるようになりたいと強く感じました。